意外に怖い病気
私が子供の頃には、ほとんど全員が罹った、水疱瘡(水ぼうそう)・麻疹(はしか)・風疹(三日ばしか)・おたふくかぜ。
いつの頃からか、予防接種で済ませる事が多くなった様です。
五年ほど前に娘達が通う学校で、流行とまでは行かなかったけれど、水疱瘡にかかる子供が増えたので、顔に『水ぼうそう跡」を持つ私は、急いでワクチンを摂取させました。
先生に「一回摂取で七十パーセント、二回で百パーセントですね。どうしますか?」と聞かれ、私にとっては「えーっ!高い」(任意のワクチンなので、値段もそれなりに・・・)物でしたが、自分がかかって大変な思いをして、しかも消えない跡付き・・なので迷うことなく二人とも二回ずつ摂取しました。
何年かして、同じように二回摂取した友達が、水疱瘡になったと聞いた時はショックでしたが。百パーセントはないんですね、やっぱり。
どの病気も子供がかかる分には、重症になる事も少ないですが、大人がかかると重症になる確率も高くなります。
又妊婦さんがかかると自分だけでなく、大切な赤ちゃんにも影響します。
水疱瘡・・飛沫・空気・接触感染する、感染力が強い
・子供の場合はまず小さな赤い発疹ができて、透明な液体を含んだ水泡に変化していく。
**かゆみが非常に強いので、掻かないように注意する。水疱が壊れるほど掻くと傷になり残る。***
・3-4日で乾いて治る。
・大人の場合は、発疹が出る数日前から熱が出るの事もあるので、風邪などの症状が無い
場合は受診する。
・かゆみを伴う発疹が出た場合も受診する。
水痘脳炎・・・脳の神経に水痘ウィルスが侵入し起こる脳炎
***幼少期に罹患していない人は合併症として、脳炎を引き起こしやすい***
顔と脳を繋ぐ三叉神経が侵されると、後遺症として意識障害が起こることもある。
幼少期に罹患していない人は、あらかじめワクチン接種をしておく事。
子供の病気に大人がかかると重症化するのはなぜ?
はっきりしたことは分かっていませんが、大人の場合はウィルスを除去する「免疫機能」が(子供よりも)働き、高熱が出て症状が重くなったり、少しの症状では仕事を休んだりしない為に、重症化すると考えられるそうです。
***特に結婚出産を控えている女性は、水疱瘡の抗体検査をして、抗体が無い場合は必ずワクチンを接種しておきましょう!***
以下は妊婦さんが罹患した場合の、胎児への影響です。
『水疱瘡』
妊娠初期に罹患した場合・・・流産の可能性が高まる
妊娠二十週までに罹患した場合
・・・脳や皮膚に障害を持つ『先天性水痘症候群』の赤ちゃんが
生まれることがあります。
先天性水痘症候群・・皮膚瘢痕・発育障害・神経系の異常・眼球異常・骨格異常などの奇形障害
出産五日前から
二日後に罹患した場合・・・約二割の赤ちゃんが亡くなります。
『風疹』
先天性風疹症候群{CRS}あかちゃんが生まれつき、心疾患・視力障害・聴力障害などの障害を持つ
肝脾腫・血小板減少紫斑病・間接性肺炎などの症状が現れることもあります。
**妊娠4-8週で80% 妊娠一ヶ月以内50% 妊娠二ヶ月35%の確立**
『おたふく風邪』
妊娠初期に罹患した場合・・流産・胎児死亡
『麻疹』
妊娠中に罹患した場合・・流産・早産
私は、幸いおたふく風邪以外は小学一年から五年生までに罹っていたので、妊娠中も不安な
ことはありませんでした。
でも免疫が低下していれば、体内に潜伏しているウィルスが活性化して、帯状疱疹(水疱瘡)になる場合もあるそうです。
私が罹患する事で伝染していくわけですから、ひとりひとりが気を付けていかなくてはいけないですね。
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