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2017年9月17日日曜日

日本語の合宿と将来のこと




リゾートホテルで見上げた空



先週金曜・土曜と一泊二日で行われた『日本語合宿』へ行っていた、


娘が帰宅しました。

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目次


1.日本語合宿 


2.感動する出し物 


3.日本から来た若い先生達 


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 日本語合宿                  


先週金曜・土曜と一泊二日で『日本語合宿』が開催されました。


この合宿には、タイ東北部・ナコンラチャシマー県と、


最寄の県から十校が参加しました。


参加する生徒は皆、学校で日本語を勉強しています。








娘達が泊まったリゾートホテル

一室に5人分のベッドが準備されています





各校10人の生徒達は、10グループにそれぞれ振り分けられ


初めて会った者同士、一緒に活動して交流を深めました。


浴衣を着たり、おにぎりを作ったり、お面を作ったり・・・


とても楽しい時間だったようです。







娘のグループです




作ったお面を披露しています




娘のグループがつくった『おにぎり』



 感動する出し物                


中でも、各校それぞれの出し物は盛り上がったようです。


歌や踊りなどの出し物が多い中


娘の学校は『劇』を準備していきました。




この『劇』が、参加校の中でも、群を抜いての出来だったようで


皆からお褒めの言葉を頂いたと、嬉しそうでした。


『劇』をするに当たり、タイ語で書かれた台本を、日本語に訳します。


それを僅か5日間で覚えなくてはならないという


ハードなスケジュールでした。


当初友達は、


『えー、これ日本語にするの難しいよ。時間がかかるし・・・できないよ』


娘は『何言ってるの。訳はお母さんにやってもらえばいいんじゃない』


友達『あー!そうだった』


ということで、先週の日曜日に娘が台本を読み


私がその訳を娘宛のラインに書いて・・・全体に流す。


という作業をしました。


簡単な言葉を選んで、子供たちが覚えやすいように


まだ漢字を習っていないので、全部ひらがなで・・・書きました。


短い劇ですが、内容的には感動する話でした。





***『劇』*******************************


○ラ○リ○○中学校のあるクラスでのこと。

先生が昔話を読んでいます。

ーーー昔ある所に、仲の良い夫婦がいました。

ある天気の良い日に、妻が言いました。ーーーー



『いい天気ね。こんな日は海を見に行きたいわ』


『そうだね。行こうか』



ーーーふたりは海へ行き、船に乗りました。

デッキに出て風に当たっていると、突然強風が吹き、

激しい雨が降り出しました。ーーーー




『雨が降ってきたから中に入ろう』




ーーーその時、今度は雷が鳴り出し、船に落ちました。

船はふたつに裂け、ふたりは別れ別れになってしまいました。

妻が乗っているほうは、どんどん沈んでいきます。

それを見ていた夫は・・・背を向けてしまいました。ーーーー



ーーー ここまで読み終えると先生はーーーー

『妻は夫に何と言ったのでしょう?』と尋ねました。


生徒達は口々に『夫を罵った』などと答えました。


が・・・


ある一人の生徒だけ何も言わず黙っています。


先生は、その生徒に向かい


『あなたは、どう思いますか?』と尋ねました。


生徒『子供をお願いね。と言ったと思います』


先生『あなたこの話、知っているの?』


生徒『いえ、知りません。私の母が亡くなる時、


 母は父に「子供をお願いね」と言いました』


   



先生『そうなんです皆さん。妻は夫に


   「子供のことをお願いします」と言ったんです。


  なぜ、夫は助けに行かなかったか分かりますか?


  助けに行ったら、ふたりとも死んでしまうと分かったからです。


  ふたりとも死んでしまったら、子供が独りぼっちになってしまいます。


  だから、妻も「子供をお願いね」と言ったんですよ』


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親は自分の命が危ない時でも、子供のことを真っ先に考えるという


『親の愛』を語った物語でした。





 日本から来た若い先生達            


娘の学校には、『日本語教師』として、若い日本人女性がいます。


今年二年目になる先生は、我が家のすぐそばに住んでいます。


以前は、既婚の男性教師でした。


先生方の任期は、三年と決まっています。


今回の合宿には、他校からもふたりの教師が参加したそうです。


どの先生もまだ20代の若い先生たちです。


三年ごとに、他の学校に移動したり、帰国したり


それぞれの事情にあわせて、仕事をしているのです。


海外で、その国の言葉を勉強しながら仕事がしたい。


日本で就職先を見つけるのが難しいから、海外で仕事をする。


など、それぞれの理由があると思います。


でも、若い先生が来てくれると、生徒達も嬉しいようです。




タイの学校で『日本語教師』として働くには


『大学卒業以上』の学歴が必要になります。


語学学校であれば、プラス『日本語教師養成講座』受講修了者


とも言われています。



個人的に教える人は学歴は問われませんが・・・


海外で働く若い日本人は、増えているのかもしれません。


娘の学校では、タイ人の日本語教師が、


日本人の先生を、家まで車で送ってあげたり


色々と気にかけて下さっているようです。


その先生のご主人が、以前の男性教師を家まで送る際に

(同校の教師で長女の中学二年時の担任でした。)



長女も一緒に送ってくれました。


私とも面識があったので、日本人同士話ができたら・・・


との配慮だったかと思います。


我が家の子供達は、日本で働いてみたいという思いがあるようです。


同じような思いで、日本語・英語・中国語・ロシア語などなど


勉強している生徒も多くいることでしょう。


娘の学校では、高校二年生の途中から一年間、


海外留学する生徒が大勢います。


もちろん、その為の試験を受けて合格した人だけが、留学するのですが。


帰国して、又高校二年生の続きを勉強します。


三年前、息子のクラスにも日本からの留学生がいました。


ホストファミリーの家に住み、頑張って勉強していたようです。


彼らが働き出す、そう遠くない将来には、


今以上に海外で働く人が増えていることでしょう。


読んでくださりありがとうございました。

















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