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2016年11月18日金曜日

ノンイミグラントビザ更新


プミポン国王崩御から一ヶ月以上が経った昨日、


バンコクにある『在タイ日本国大使館』まで出かけてきました。






「国民は一ヶ月間、喪に服すように」


という支持があったので、


毎日白か黒の服を着てきたが、一ヶ月過ぎたので他の色でも大丈夫かな?


と思い薄いピンクのブラウスで出かけていきましたが・・・


バンコクは相変わらず黒一色でした。





念のため、腕に黒リボンを付けてきてよかったな。と内心思いました。








タイに住んで20年。私はまだ日本国民のままです。



その為毎年ビザの更新をする必要があるのです。



更新月は来月十二月です。






バンコクにいた時には何の問題もなく、一年ビザを受け取ってきましたが、



15年前に引越してきてから、言葉は悪いかもしれないですが・・・



毎年いろいろな因縁をつけられ、苦労して取得しているというのが現状で

す。


その大きな原因が『婚姻証明書』です。




日本国民が外国人と婚姻する際、先に日本で届ける方法と、


後から届ける方法があり


私の場合は日本で届けた後に、タイで届けて


『ノンイミグラントビザ』を取得しました。





タイで婚姻届をした際に受け取った書類が『婚姻証明書』だと思ってきまし

たが・・・・

5年間バンコクでビザを更新するごとに、

その書類のコピーを提出してきて何も言われなかったのです。







しかし・・・ここに来てからその書類が問題になったのでした。



私達が『婚姻証明書』だと思っていた書類ではなく、



その中に記載されている番号の書類を持ってくるようにと、



それがなければビザは出さないと言うのです。



仕方なく婚姻届出をした役所に取りに行くと、驚くことに



既に処分されていました。





そこで、その旨を記載した書類を作成してもらい、



毎年提出してきたのですが・・・





すんなりスルーしてくれる職員も中にはいますが、



しつこく聞いてくる職員の方が多いのです。




このまま行くと又、「ビザは出さない」と言われかねないので。




日本側の外務省で発行してもらうことにしました。




さっさとそのようにすればよかったじゃないかと、思う方もいると思いますが、




・戸籍謄本を日本から取り寄せる。


・バンコクまで出向く。




などいろいろ面倒な事もあり、延ばし延ばしにしてきたのでした。





まずは実家に電話をして、戸籍謄本を送ってもらえる様にお願いしました。





ここでひとつ小さな?行き違いが生じました。




電話で「私の戸籍ね。筆頭戸主は私」だと念を押したのですが・・・




父は自分の戸籍に私達家族が入っていると勘違いをして役所に行き



「娘さんの戸籍はありません」と言われたと電話がありました。




「おかしいなあ』という父の言葉に、




『お父さんの戸籍じゃなくて、私が筆頭になっている戸籍よ」




ともう一度念を押したら、やっと分かったようで




「ああそうか。勘違いした」というやり取りがあったのです。



待つ事二週間、いろいろなお菓子が詰まった大きな箱の中に




戸籍謄本が混ざって送られてきました。




婚姻証明を申請し、受け取るまで二日かかります。




バンコクに住む知人のところに泊めててもらう手配をして、出かけました。



家を午前4時半に出発し、ツアーバスでバンコクまで行きます。



ガソリンの値が下がっているので、




嬉しい事にバス代も数ヶ月前に比べて値下がりしていました。



しかも・・・



今まで何回も利用しているバスの中で一番綺麗で、快適なバスでした。



満席ではなくても必ず隣に人が座り、ゆっくりは出来ないのが通常だったのですが、



昨日は利用者は10人ぐらいしかいなくて、隣は空席にしてくれました。



しかも座席はとってもゆったりとして、座り心地は最高でした。






バンコク東北バスターミナルに午前9時に到着後、



バスで地下鉄の最寄り駅まで行き、『在タイ日本国大使館』へ向かいます。


領事館内に入ると人であふれていました。




受け取りの方が殆どのようで、申請書記入後10分も待たずに番号が呼ばれました。




受付の女性職員から「遠方からなので今すぐ作りますので、お待ち下さい」

と受取証を渡されました。


とても柔軟な対応に、嬉しくなりました。



でも、今回が初めてではありません。



3年前にパスポートの更新をして、ビザ延長手続きをした際に


   入国管理局で、「パスポート更新証明」


   のようなものを提出するように言われました。




   それまで2,3度パスポートの更新をしましたが、


   そんなことを言われたのは初めてだったので



 どうしたら良いのか分からず、領事館にメールで問い合わせると・・・



 「本来は出向いて手続きする必要があるが、


 遠方だから書類を作成して送ります」と、返信を頂きました。



 申し訳ないので送付の際に使ってもらえるように切手を同封して


 パスポートのコピーを送付すると



 数日後に『領事レター』なる書類が届き、


 それを提出して無事にビザ更新が出来たいきさつがありました。




日本に住み、税金を納めている訳でもないにのに、


このように対応して頂き本当に恐縮しています。





私がタイに来た当初から見かけていた男性の職員の姿が、


昨日は見られませんでした。


もう定年退職されたのかもしれません。



窓口でてきぱきと仕事をこなされ、


3年前に見掛けた時は、受付に座って相変わらずきびきびと親切に、


対応されていました。


17年前に長女の出生届けを提出に行った際、


タイの出生証明書を自分で英訳した書類の中の


長女の名前のつづりが間違えていたのを指摘して下さったり


お世話になったのです。





細かく気配りしてくださる対応のお蔭で、滞在することなく



そのままとんぼ返りで帰宅することができ、とても感謝した一日でした。




来月この書類を提出して何事もなく更新できるといいな、と願います。




タイの夕暮れ











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