皆さんは毎日歩いていますか?
健康には歩くのが一番、お金もかからないし・・・と
健康のためのウオーキングをしている方も少なくないと思います。
また、ペットの散歩、通勤通学、買い物など
個人差はあれど生活する中で歩いている私達。
でも、良くない歩き方をしてしまうとリスクがある。のはご存知ですか?
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目次
1.歩き方チェック
1-1.膝が外向きになるガニマタ歩き
1-2.膝が内側を向く内又歩き
1-3.モンローゥオーク
1-4.後ろ足が伸びないちょこちょこ歩き
1-5.正しい歩き方
2.歩けば歩くほど健康は間違い!
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1.歩き方チェック
1-1・膝が外向きになるガニマタ歩き
将来尿漏れの可能性が・・・
インナーマッスル(体の奥の筋肉)は内臓を支えているが、
ガニマタ歩きをしていると、股関節周りの筋肉を
うまく使えていないため、筋肉が弱っていく。
そして尿漏れを抑えるための筋肉にも影響を与える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1-2・膝が内側を向く内又歩き
将来寝たきりになる可能性が
O脚の人に多い内股歩き。
立った時に膝がくっつかない人がそれだ。
そのまま歩き続けると徐々に膝が変形し
高齢になる頃には動きずらくなり
寝たきりになる可能性もある。
ーーーーーーーチェック方法 ----------
①.足と足の間を握りこぶしひとつ分あけて立つ。
②.握りこぶしを膝の間に挟み軽く膝を続けて曲げる
そのときに膝が握りこぶしを押すか?離れていくか?をチェックする。
押しもしないし離れもしない足先の方向に、曲がっていくのが理想的。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1-3.モンローウオーク
(お尻を左右に振るセクシーな歩き方)転びやすい
中殿筋(お尻の横にある筋肉)が、弱っている事からこの歩き方になる。
意識的に一直線を歩こうとすると、内側に寄せた分だけ体感が弱いから
腰が横に振れる事になったり、膝が無理して頑張らなくてはいけないので
負担がかかる
転倒から寝たきりになる人は、毎年3万人にものぼる
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1-4.後ろ足が伸びないちょこちょこ歩き
デブになる可能性が・・・
後ろ足が伸びないという事は、うまく地面を蹴っていないので、
筋肉をあまり使わずに歩いている。
この歩き方をしていると、筋肉が衰えていく。
筋肉が落ちるーーー基礎代謝が落ちるーーー太りやすくなる
背中は丸まり、腕の振りは小さくなり、歩幅は狭くなる
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1-5.正しい歩き方
気をつけるポイントは、たった一つ!
腕を後ろに(45度の高さまで)まっすぐ振る。
後ろに振って行くと、重心が前になり早く歩ける。
そして歩幅が広がり、後ろの足が伸ばせるようになる
靴のかかとが減るのは悪いことではない。
後ろの外側から着地して、前で蹴るので、後ろ外側と前が減るのは当然。
ただ、外側ばかりが蹴る歩き方の場合は、腰痛や肩こりを起こしやすい。
(後ろ重心)
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2.歩けば歩くほど健康は間違い!
日本のウオーキング人口は3630万人もいる。
3人に一人が健康のために歩いていることになる。
「やってはいけないウオーキング」が大ベストセラーになった
東京都健康長寿医療センター研究所・青柳幸利医学博士。
一日1万歩は危険!だという。
その根拠となっているのは・・・
群馬県中之条町で65歳以上の町民5000人の『運動頻度』の調査を
15年間した結果から。
ウオーキングをしている人に聞いてみると、
「1万歩が目標」という答えが多い。
中には2万歩も歩いているという『つわもの』もいるほど。
なぜ1万歩が危険なのか?
「1万歩、2万歩歩いていると貧血になる事もある」
足の裏を通る赤血球を踏み潰して壊してしまう。
(青柳氏)
***実際マラソンランナーの中には、貧血で悩む選手も多いという。
血管は、血液に含まれる様々な物質により傷つけられている。
若いうちはすぐに修復できたが、歳を重ねるうちに傷も治りにくくなり
修復が間に合わないのに更に運動によって、血流が流れる状態が続くと
血管は自らを守ろうと堅くなり『動脈硬化のリスク』があがるという。 ***
では一体何歩あるけばいいのか?
「いろいろな病気を予防しようと思ったら、一日に8000歩歩いて、
その中に早歩きが20分含まれているのが理想的だ。」(青柳氏)
歩数 早歩き(分) 予防できる病気
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2000歩(2、5-5分)でーーーーーー『寝たきり』
4000歩(2、5-5分)でーーーーーー『鬱病』
5000歩(10-15分)でーーーーー 『脳卒中』『心臓病』
『認知症』『要介護』
7000歩(5-7.5分)でーーーーー 『動脈硬化』『骨粗しょう症』
『一部の癌』
8000歩(15-20分)でーーーーーー『糖尿病』『高血圧』
『脂質異常症』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと、歩けば歩くほど大きな病気の予防に繋がるが、
8000歩を超えると
動脈硬化や貧血という別の危険因子が発生する。
でも、自分がどのくらい歩いているのかをどうやって計るか?
そこで、職業が異なる女性の一日の歩数をはかってみた。
①専業主婦 5688歩
②フルタイムのオフィスワーカー 8949歩
(注)この人はオフィス内を心掛けて歩き回っている
③デパートの販売員 18346歩
(婦人服売り場)
(注)売り場を一人で見ているため、商品補充など歩き回ることが多い
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一日20分の早歩きが難しいという方には・・・
何もしていない状態(安静時)が1メッツで、
早歩きは3-4メッツだ。
(メッツとは、運動強度を表す単位)
生活の中で、自転車に乗ったり、掃除をしたり、
子供をおぶって歩いたりなど
続けて20分歩けなくても、ほかの事で
トータル的に同じだけの活動をすれば良い。
簡単な方法は、
①・子供をおぶい洗い物ーーーーーーー2.6メッツ
『爪先立ち』で洗い物をするーーーーー2-3.1メッツ
②・子供をおぶい洗濯物を干すーーーー2.6メッツ
プラス
よく叩きしわを伸ばす。ーーーーーー3.1メッツ
③.買い物カートを使用ーーーーーーーー2.3メッツ
かごに変えて、手に持つーーーーーー3メッツ
運動強度3-4メッツの活動
・階段の昇降・ペットの散歩・風呂の掃除・ボウリング
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー認知症の人はゆっくり歩くと言われている。
横断歩道を『青』の内に渡りきれない人は、
軽度認知障害のリスクがあるという。
歩くという行為には、
人をよける・足を前に出す・方向を決める・歩幅を調整するなど
たくさんの作業が必要だが、認知機能が弱まってくると、
こういった多くの情報を一度に処理するのが困難になる。
その結果歩く速度が遅くなる。
軽度認知障害における具体的な歩行速度が判明した。
それは、一秒間に80センチ
でもどうやってチェックしたらいいの?
横断歩道を渡ってみる!
信号には歩く素幾度に関係する’全国共通の基準がある
信号が青になってから、点滅するまでの時間は、
基本秒速1メートルに設定している。
軽度認知症の人は渡りきれない。
この段階で発見できれば『認知症予防』にも効果的である
まとめ
歩けば歩くほどよいわけではないということ。
健康の為と信じて歩きすぎて貧血になるなんて・・・
日常的にできる動作で歩く事と同じ効果があるのであれば、それに越した事はないです。
時間的な余裕のない人でもできますし。
ただたくさん歩けばよいと思っていましたが、いろいろなことを踏まえた上で
本当に健康のためになることをしていきたいですね。
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