日曜日の朝、我が家の庭と、長屋風アパートとの境目の場所に、
不要になった家具が置かれていました。
誰が置いたのかしら???と思っていたら・・・
目の前の長屋風アパートの空き部屋から、運び出されたものでした。
既に三日経ちますが、処分する様子も見られません。
我が家の敷地ではないので、文句も言えませんが・・・
ごみ置き場じゃないのに・・・と言うのが本音です。
どうやら、引っ越した人が置いていったもののようです。
そして今朝、何か大きな音がしていると思ったら・・・
その長屋風アパートの改修工事が、行われていました。
まだ入居者がいる状態で、屋根を外しています。
家を建てている所など、何か作っている所を見るのが大好きな私は
部屋の窓から、その様子をわくわくしながら見ていました。
が、ひとつ気になることが・・・
大家さんが、部屋から荷物を勝手に運び出しています。
まるで出ていけと言わんばかりに・・・・
何日か前から置いてある、ソファーなどの横に
積み重ねていく様子が見られました。
入居者は、仕事あるいは車を手配できずに
家具などを持っていくことができない事情が、あるのかもしれません。
なんだか、気の毒です。。。
今月は今日を含めてまだ二日あるので、完全に引越しをしてから
作業を始めてもいいのでは???と疑問に思います。
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私の父は、大工仕事が趣味で
(父の仕事はグラフィックデザイナーでした)実家に離れを建て、母と結婚した当初住んでいました。
その離れは、両親が出た後に祖母が使っていたので、
よく覚えています。
入り口を入ると、土間にお風呂があり・台所・八畳ほどの和室と
トイレというこじんまりとしたつくりでした。
父はその後も、休みのたびに、台所の作り付けだなや、
下駄箱、物入れなど売リ物になるのでは?と
思うほどのものを作っていました。
写真上部のような棚を手作りしていました。
アパートだったので、私達の後に入った方が喜んでいました。
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父に似たのか、私も何かを作るのが大好きです。
編み物をしたり
(笛入れ・マフラー・マスコット・手袋・帽子・ベスト・セーターなど)小物や服を縫ったり時間があるとしていました。
(マスコット・刺繍・布バッグ・スカート・ズボン・ワンピース・姪と甥の幼稚園グッズなど)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
話が横にそれている間に、作業が進んでいました!
改修工事なのか?建て替えなのか?気になり、窓から離れることができません。
天井に上って身軽に動く、とび職の仕事ぶりに感心していた所
屋根の上で一服していた人が、くわえ煙草で仕事を始めました。
日本なら考えられない事でも、ここタイでは当たり前のようにされています。
屋根を外し、天井を足で壊しているので、本格的な取り壊しのようです。
慌てて部屋から物を運び出す住人の姿も見えました。
その住人は、テレビや扇風機などの電気製品修理をしている方なので
修理途中のものが、外に山積みにされています。
(我が家の洗濯機、扇風機も修理してもらいました)
リヤカーつきのバイクにそれらのものを乗せて、新居に運び
又乗せて運びを繰り返しています。
二時間経ちましたが、まだ終わらないようです。
タイの街中でよく見られるリヤカーつきのバイク
人が座ることができ、物も乗せられるので便利です
このアパートは、土地が少し低い所に建っているので
豪雨が降ると、入り口から雨水が浸水していました。
建てた当初は周りに空き地があり、水捌けがよかったのかもしれませんが
何十年もの間に、浸水防止の為、土地を小高くした家々が建てられ
水捌けが悪くなってしまったのかもしれません。
今お昼休憩のようです。
上の写真は五つある部屋のひとつです。
屋根がほとんど撤去されました。
このアパートの間取りは、写真手前が裏口になります。
裏口には水道があり、洗濯など炊事をする場所になっています。
中に入ると、トイレ・お風呂・台所があり、
(台所の設備はなく、入居者がガス台などを各自購入する必要があります)その先に四畳半ほどの部屋、その先に六畳ほどの部屋と表玄関があります。
玄関と言っても、部屋にドアがあるだけです。
15年前に聞いた話では、家賃は一ヶ月1500バーツでした。
(バンコクでは(十五年前の価格ですが・・・今もそれほど変わらないと思います)
トイレ・エアコン・ベッド・クローゼット・テーブル・椅子などの家具つきで
最低でも4500-5000バーツ。
エアコンなしなら3500バーツ位からあります。
この長屋風アパート(二部屋・台所つき)1500バーツは安いかもしれません。
しかも住宅街で静か。さらにバス停・ショッピングセンターが近く便利な所です)
この家に越してきた時に、このアパートに住んでいた
子供達の遊び友達が引っ越して、何年も経ちます。
思い出のあるアパートが無くなるのは、少し寂しい気がしますが
アパートも古くなり、手入れが大変なのと
大家さんも高齢になったので、取り壊すことにしたのかもしれません。
事の真相は、話好きな夫に、後で確認してみたいと思います。
読んで下さりありがとうございました。