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2016年9月11日日曜日

タイでのお産 その2

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目次

1.初めてのつわり
2.息子の好物
3.定期検診と占い
4.突然の出産
5.分娩の流れ
6.退院まで

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1・初めてのつわり                




初めての妊娠でしかも母は近くにいない、国際電話はそうそうかけられない私の頼りは




「初めての妊娠・出産・育児」という本と数人の友達(子持ち)でした。



つわりはかなりきつくて食べられるものは殆ど無く、味の無いパンと水、

プレーンヨーグルトのみ。




そんな状態が安定期中盤ぐらいまで続きましたが、37週で産休に入るまで仕事は休み

ませんでした。





2.息子の好物                       




私は、元々納豆好きでしたが、この期間は本当に恋しかったです。



それでつい「食べたい食べたい」と言っていたら、ある日職場の上司が買ってきてくれました。


息子は納豆が大好きです。あれは息子の声だったのだと、何年もしてから気が付きました。






3.定期検診と占い                    



基本的に検診は、医師による触診と問診のみ。 



五ヶ月に入った時に、超音波を観て「男の子ですよ」と告げられ、

その場にいた夫も目を輝かせながら画面を観ていました。




まだ妊娠する前に友達が教えてくれた占いで、


お腹の子が男の子だと私は知っていたのです。


これは本当に当たります。



 用意するもの


五円玉一枚と二十センチぐらいのひも。

穴にひもを通して結ぶ。


 占い方


手のひらの上に五円玉が来るように、ひもを持つ。(利き手で)


「最初の子は、男の子ですか?女の子ですか?」と聞く。


  五円玉が縦に動いたら、男の子


  回るように動いたら、女の子


「二番目、三番目」と占って行き、動かなくなったらおしまい。


(それ以上はできないという事)





4.突然の出産                



38週目の検診時に測定した体重が、半月前の検診時よりも約二キロ減っていました。



理由は産休にはいってから、食べる量が激減していた為。



動く量も10分の1ぐらい減れば、食欲も減るのが普通だと思うのだけど。



「私は痩せやすい」と説明しても聞く耳持たず、先生はあせって超音波を見て

「子供が小さい。これからすぐ出産しましょう」となり、促進剤が投与され、

待つ事数時間。



陣痛は微弱のまま。



「時間がかかると、子供が心配だから」と、帝王切開にします。サインして下さいと言われました。

(先生の都合もあったように思う)



何しろ初産なので、状況がよく分からず、母や姉も陣痛は微弱だった様で、

「陣痛の最中に寝ちゃったのよ」と言っていたのを思い出しました。



でも、先生はとにかく「早く」と譲らず、夫がサインしてしまった。という感じでした。




国立は人も多く時間がかかるのと、土曜日は休みなので、職場の上司の紹介でこの病院を


受診したのでした。



最初に指名した先生は、「受け持ちが多く受けられない」という事で薦められたのは、



国立病院勤務で土曜日だけアルバイト的に来ている医師でした。



その病院勤務でなかった事が、後々裏目に出るとは全く考えませんでした。




(土曜日のみの診療なので、時間外にならないように調整されてしまうなど、
 病院内の医師とは異なる)





5.分娩の流れ



1.分娩室に入ったのが五時二十分ごろ。(壁の時計で確認)


2.腰の辺りに局所麻酔を打たれ、激痛に驚く。


3.目の前にカーテンが引かれる。


4.先生が入って来て、器具の音や話し声が聞こえる。



5.二、三分するとすぐに産声が聞こえた。(出生時間は午後五時五十分)


 **あっという間です。

 『世界中で一番可愛い泣き声だ』と感動して涙が流れました。***


 

 看護師が覗き込み「男の子ですよ」と教えてくれる。


すると、別の看護師が「あれ?起きてるの?」と驚いているのを聞いて、

「普通は意識がなくなるんだあ」と思った途端寝てしまったようで、

そこから後の記憶がありません。


それを看護師の友達に話したら

「そうよ。やっぱりね!麻酔は素直な人ほど効き易いのよ」と言われた。

つまり、私は単純なのだと分かりました。***


6.七時半頃病室に運ばれる。


  まだ意識ははっきりしないまま、目を少し開けることができた。




6.退院まで


次の日は一日点滴で絶食。


私が運ばれた部屋は、控え室が付いているVIPルームでした。


私が身動きできない間、夫はその控え室でテレビを見ながらゆったり過ごしていたようで

点滴が空になったので、看護師に伝えてもらおうと思い呼んでも、

病室と控え室の間のドアが閉まっていて、そして多分テレビを観ていたのでしょう。

聞こえないようで来る気配がありません。



空気が入るとまずいのでは?と焦り、コールボタンを押すと看護師が来て

「空になっても大丈夫なのよ」とたしなめられ


「空になる前に取り替えるのが仕事じゃないのか?」と思ったのを思い出しました。


産後で、敏感になっていたのだと思います。




子供の検査などがあったのか、結局息子と対面したのは二日後でした。


出産後ちゃんと起きていたら、顔を見せてもらえたのに・・・と思うと残念だったけど、


仕方がありません。



小さく生まれましたが、服の上から蹴られているのが分かる位強く、

お腹を蹴っていた息子は元気でした。



母乳もきっかり二時間ごとに、たっぷり飲んで排便排尿してまた眠りと、

規則正しくてとても助かりました。


お風呂も大好きで、三人の中では一番洗いやすかったです。



費用の方は、五日間の入院で三万バーツ(約十万円)プラス千バーツ位でした。(次女は二万七千円。)



***私立病院は高めです。それからプラスされていた千バーツは、


  主人が注文したものでした。結構な金額です。・・・***





***色々ありましたが、元気に生まれて良かったです。



 先生もその時に最善な処置をしてくださったのだと思います。



息子としては「もう少しお腹の中でのんびりしていたかったのに・・・」



だったと思いますが。*************************







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