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2016年8月20日土曜日

注意!感染症

 秋に気をつけたい病気

 夏の疲れが出るこの時期、感染症にかかりやすくなっています。
特にまだ小さなお子さんは、重症になる事もあるので気をつけたいですね。



**長女のNがまだ一歳にならない頃のこと。
普段は笑顔を絶やさず、泣くこともほとんど無かったのに、防接種をした翌日から、
発熱・咳・鼻水などの症状が出てきて、食欲も無くなり、慌てて病院へつれて行ったことがあります。
予防接種が原因ではなく、病院で風邪のウィルスに感染したようです。

『痰が異常に溜まっている』という事で、その日は口に蒸気を当てる処置がされました。

(タイでは、高熱の場合、脇の下を中心にぬれたタオルで拭き、熱を一時的に下げる処置もされます。)

そして翌日、仕事で行かれない私に代わり主人が連れて行きました。
主人曰く「可哀想で見ていられなかった」。
その処置は、ベッドに縛り付けて専用の器具で、痰を吸い取るものでした。

前日の痛みの無い処置でも、ひどく泣きましたから、それは想像を絶する程泣いたと思います。大きくなってから『その時の記憶がある』と言っていましたから・・・**

『RSウィルス感染症』・・病原体であるRSウィルスが伝播することで発祥する呼吸感染症を言う


     赤ちゃんが最も感染しやすいウィルスである

感染経路・・飛沫感染と接触感染

感染力が強く、一度感染しても免疫ができにくい為、何度も感染する。
徐々に免疫が出来。症状も軽くなっていく。
風邪の症状から肺炎症状まで。初めての感染は免疫が無いので、重症化しやすい。(3割)

年長者は典型的な症状が現れず、RSウィルス感染と気づかれないこともあるので、乳幼児が同居していて感染することもある。


症状

1.鼻水(初期)・くしゃみ・・鼻水はすすらずに外に出す

2.発熱(感染後2-8日の潜伏期間後)

 RS ウィルスは高温に弱い。発熱でウィルスを撃退しているので、解熱剤などで熱を下げてしまうと、長引く要因になるので、注意が必要。

3.のどの痛み・腫れ

4.咳

5.喘鳴(ぜんめい)「ヒューヒュー・ゼイゼイ』などの呼吸音



**注意すること**

下記の症状が出た時には、急いで受診する!

息がゼイゼイし呼吸が苦しい・咳で何度も目覚める・熱が下がっても症状が改善されない
・咳き込み嘔吐する


生後から一歳までの乳児や心臓・肺・神経・筋疾患・免疫不全がある赤ちゃんは、重症化する割合が多いので、特に注意する



八月に入って感染報告が増加しています。

九月には、本格的な流行となる兆しが見られるので、注意が必要です。

福岡県が最も多く、次いで東京・大阪・北海道・鹿児島となっています。


インフルエンザよりも死亡率が高い病気です。

大人と違い、症状をうまく説明できない乳幼児の様子に注意しましょう。









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