ブログ アーカイブ

2016年8月29日月曜日

タイの犬事情

タイの野良犬

 タイでは、寺・学校などを始めとしてあちらこちらで野良犬を見かけます。



首都バンコクでは十数年前から『ワクチン接種』を推奨していますが、果たして全ての野良

犬に摂取が可能なんでしょうか?



  長期休み中の学校付近も危険


 タイの名物のひとつ「屋台」は至る所で見られます。


学校内も例外ではなく「食べ物の屋台」があり、子供達はお小遣いで毎日何かしら買い食いをしています。


その残り物やこぼした物が、野良犬たちの餌になるので、学校内に野良犬が住み着いている訳です。


当然お腹は満たされているので、のんびりとしています。



が、休み中はお腹を空かせ、攻撃的になるので注意が必要です。


何年か前に、『学校の側をに通った子供が、何十匹の犬に噛まれて病院に運ばれた』という事件もありました。



幸い命に別状はありませんでしたが、怖いですね。



そして、初めて行く所では特に注意が必要です。


バイクや自転車に乗っていても、追いかけられ、噛まれることもあります。





 飼い犬も安全ではない 


 日本では飼い犬は自宅敷地内に繋がれていますが、タイではほとんど放し飼いにされていて

野良犬との見分けも付かない犬が多いのです。


『孫が祖母の飼い犬にかみ殺される』などの悲惨な事件もよくあります。


正しい躾がなされていない犬が多いのが、原因のひとつかと思います。



人が来た時に吼えないようにするには?




我が家の周りも放し飼いの犬・野良犬がたくさんいます。


毎日縄張り争いで吼え、見知らぬ人が来ては吼え、と賑やかです。


人が来たーー吼えるーー人がいなくなるーー吼えて成功



と、犬は思うそうなので、「犬が吼える前にドッグフードやお菓子をあげましょう。」



人が来たーーご褒美(お菓子)ーー人がいなくなる


「人が来るとご褒美を貰える」とインプットされるそうです。




***でも、野良たち相手にそんなことできない・・・***





 市場で売られている動物達 




 タイの市場(ナイトバザールなど)では動物も売られています。


ハムスター・鳥などの小さなものから、猫・犬もです。


チワワなどの小型犬から、ゴールデンレトリーバーなどの大型犬まで。


もちろん皆生後間もない子犬ですが、中には雑種もいます。


そこで買われていった子犬たちの多くは、放し飼いにされ繁殖を繰り返し、野良犬が増え

て行きます。


飼い主の中には、血統書つきの犬同士交尾させて、生まれた犬を売りに出す。という行為

が普通に行われています。




***このまま行ったら、野良犬・野良猫はどんどん増えていくばかりです。
いつになったら、安心して見知らぬ道を歩くことが出来るのでしょうか?




娘になつく野良君
犬好きかどうかを瞬時に見分けます












でも、ここまで増えた野良君達を減らすとしたら、日本の様に「殺処分』するのでしょうか?



日本でも『殺処分』に反対している『愛犬家・愛猫家』の方々がおられます。
その主張はご尤もだと、思います。




でも引き取り手が無く、殺処分されていくのが現状のようですね。



余りにも見境無く放し飼いにしているこの実情を、どうしたらいいのでしょうか?


                 

今の私に出来ることは、自分が飼っている犬に対しては責任を持っていくこと!です。***




0 件のコメント:

コメントを投稿