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2017年4月9日日曜日

躾に厳しい伝統ある学校






娘の学校
取壊す前の校舎




四月も四分の一が過ぎました。


昨日は(8日)次女の学校の保護者会がありました。


新高校一年生の保護者と生徒がそれぞれ説明を受けます。


中学から持ち上がる生徒がほとんどで、中学入学時に受けた説明と同じ内容を聞くことになります。


保護者はエアコンが効いた集会室で。


生徒は建物の一階部分(外)にぎゅうぎゅうの状態で・・・


現在娘の学校は古くなった校舎の一部を(4階建ての理科館)を取り壊している最中です。



上の写真が・・・こうなりました

埃が舞い蒸し暑い中、しかも800人ほどがくっついて座っている状態で二時間、

知り尽くした内容を又聞かされて・・・・



次女は『ぶすっとした顔つき』で帰ってきました。



新しく入学してくる生徒だけ集めたらいいのに!!!と。



恐らく保護者達も同じ意見かと思いますが、躾に関して厳しい学校なので仕方がありません。


先生側からすれば、もう一度きちんと指導しなくては!という親心から?

行われていることかと思います。良く考えればですが・・・


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目次



1.息をつく暇もない中学・高校一年生

2.厳しい校則と生活指導

3、たくましいタイの商売人


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 1.息をつく暇もない中学・高校一年生     





長女が入学した当初、新入生のオリエンテーションは二日ありました。


その前年の大洪水の影響により、入学試験ー発表ー手続きー制服・備品の購入


ーオリエンテーションまで僅か十日の間になされるほどのハードなスケジュールでした。



受験に備えて夏休みはほとんど勉強で終わった子供達が多く、ばたばたと入学し、


息をつく暇もない毎日がが始まったのです。



『モンスターペアレント』にも書いています。


『モンスターペアレント』














なぜ息をつく暇もないかというと・・・




1.授業の教科ごとに教室を移動するので休み時間は移動の時間となる。


2.給食は決められたテーブルで、皆が揃って食べ始め、片付けも協力してする。

(誰かが遅れたり、食べるのが遅くても待つ、デザートも皆揃って食べ始めること)

3.宿題が異常に多い




通常タイの中・高校の昼食は学食などで食べるようになっています。


が・・・・・


娘達の学校は、中学一年生と高校一年生は給食があります。



高校一年生が新入学してきた中学生に、『食卓を準備して、行儀良く食べる事を指導する時間』が給食の時間です。


自分勝手に食べるのではなく、決められたテーブルに全員が集まるまで待って、

一緒に食べ、協力して後片付けもします。



中にはとてもゆっくり食べる生徒もいて、皆がデザートを食べるのを待たなくてはいけなかったり、


先生の中にはお昼の時間を考えずに、授業を長引かせることもあり、


さっと食べて、何か自分のことをしたいと思っても、みんなに合わせなくてはいけないので、


食べる事だけで貴重なお昼休みの時間が終わってしまうことも多々あるようです。



長女も中学一年、高校一年と二年給食を食べてきました。


高校生になるのは嬉しいけど、給食食べたくない!というのが、生徒達の意見のようです。



以前も紹介しましたが、娘の学校は授業ごとにその教科の教室へ移動する仕組みになっています。



ですから休み時間イコール移動の時間なので、休息する暇がないので、お昼休みはとても貴重なのです。


学校の呪縛?から一瞬でも逃れたいのに、お昼も縛られて窮屈に感じるのだと思います。



しかも新学期が始まる前日に、中学一年・高校一年生はオリエンテーションで


校内を案内してもらい、給食のグループを発表されて、一緒に食べる練習、までするのです。




 2.厳しい校則と生活指導            



制服・髪型に関する指導もちろん厳しく、オリエンテーションで厳しくチェックされます。


1.髪の毛に関すること 


 ・髪を染めていないか?

 ・長さは適切か?

 ・結んでいるゴムの色・形状(黒で細いもの)

 ・リボンの色と太さ(白・1インチ)


2.制服などに関すること 


 .制服は指定されたスタイルのものか?
 ・靴下の色と長さ
 ・学生靴は綺麗に磨かれているか?
 ・運動靴の色・汚れ具合・形は指定されたものか?




髪の毛に関して補足すると・・・


肩より長い髪は、後ろでひとつに結び白いリボンを結ぶと決められています。


結んだ時の長さも『胸の位置より長くてはいけない』となっています。


タイの子供達は夏休み中に、カラーリングする子が多くいます。


昨日も『金髪・紫・明る茶色』に染めている子がいたそうです。


先生は「20日の入学手続きまでに黒く染め直すように」と注意したそうです。






我が家の娘達の髪の色は茶色です。


長女は生まれた時から茶色でした。


次女は黒かったと思うのですが・・・何故かいつの間にか茶色になっていました。


タイの日差しと水が、髪の色を変えてしまったのかと思います。


小学生の頃から、登校時に生徒をチェックする先生などに、ふたりはたびたび注意されてきました。



「髪を染めてるでしょう?黒く染め直してきなさい」と。


そのたびに『地毛です』と言っても信じてもらえなかったり・・・


たまたまいつも運よく担任が通りかかり


『地毛ですよ。黒く染める必要葉ありません」と助けられたようですが。


今回のオリエンテーションで又注意されないといいな、と思っています。






2.制服に関して・・・








・スカートは自然に広がるタイプで膝丈。長くても短くても駄目。


最近スカートがタイトに見えるタイプも販売されているようで、その場合は校則違反になるようです。








・靴下は足首までのものではなく、長いタイプの靴下を二回だけ折る。

(足首までの長さで、底がグレーになっているタイプもあります。
 上履きがなく靴下で歩くので汚れが目だたず便利なのです)

・靴は黒の学生靴、運動靴は白く、底が厚めのもの

(底が薄い遊び用のような運動靴はだめ)


登校時正門でチェックされ運動靴が汚れている場合は、その場で脱いで洗ってくるように指導されます。


生徒は洗剤とたわしを渡され靴を洗い、先生に報告します。






タイの国立中学・高校の制服は、基本的にどこの学校も同じデザインです。


刺繍される校章が違うのと、学校によって学年の色分けのしるしを刺繍したりと様々です。


娘たちの学校では学年に関係なく、中学一年から高校三年までが十二色に分かれています。


入学当初に色分けされ、在学中変わることはありません。


先日次女も早々と制服を買ってきました。


早い時期に購入すると、『名前・所属する色の刺繍』代が無料になります。


我が家がいつも利用する制服店は、しっかりとした材質のものを扱っている人気店なので、


来月になると混雑します。



混雑した店内で試着するのは大変ですし、刺繍を断られることもあります。


(試着室はないので、その場でブラウスを着たり、スカートをはいたりすることになります。)


長女の時はそれこそ大混雑でしたから、刺繍は受け付けてもらえず、近所の刺繍やさんで何とか間に合わせてもらいました。


今月20日に入学手続きをして、学生鞄と手提げ・体操着の上下・教科書などを受け取ってきます。



3.たくましいタイの商売人           



入学手続きで、必ず目に付くのが教科書にビールのカバーをかける業者?の人です。



学校関係の人ではなく、そのときだけ特別に校内で商売をさせてもらっているようです。



入学・学力試験などの時には、校門前で鉛筆と消しゴム、鉛筆けずりなどを売りに来ます。

(試験はマークシート方式なので 2Bの鉛筆が必要です。忘れても必ず売っているので心配ありません)

どの学校で試験があるとか、全て知り尽くしてしていて移動販売しています。


もちろん飲み物や軽食・お菓子の屋台も・・・です。



タイの商売人は本当にたくましいです。

教科書一冊につき7-10バーツ位。(約21円から33円)


我が家は利用せず、ビニールを買ってきて私がカバーをかけます。


時々友達からも頼まれ無料で引き受けます。


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日本は今入学式が行われているのでしょうか?


来週はソンクラーン(水掛祭り)があり、

それが過ぎるとあっという間に時が経ち、新学期となります。(5月中旬)


外的な事は20日の入学手続きで全て整うので、心の準備をして喜びの気持ちで

新学期を迎えて欲しいと思います。








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