ブログ アーカイブ

2017年3月4日土曜日

親が子供を心配するのは道の距離






今朝早くから長女がひとりでバンコクへ出かけていきました


(正確に言うとバンコクの手前のパトゥムタニー)


バンコクまではツアーバス(高速バス)で約四時間かかります。


長女の目的地はタイの京大と言われるタマサート大学の説明会です。




いろいろな大学の説明会に応募してきましたが、抽選で外れてがっかり

していた長女でしたが、高校三年生も進路が決まり始めてあきが出た

と主催者(学生)から直接連絡を受けたそうです。



「行ってもいい?」と一応私に確認して、今日飛ぶように出発して行きました。


(既に行くつもりで毎日の小遣いを節約して交通費を貯めていたのです)

























仕入れの目的地『サンペーン市場』へ

行く途中の景色を撮影してLINEで

送ってきたものです







バンコクへは兄とふたりで

『日本語能力試験』と受けに行ったり、


妹とふたりで『商品の仕入れ』に

行ったりしていましたが、一人で行くのは今回が初めてです。








昨日はツアーバスを降りてから乗り継ぎのバス停までの行き方と、

何番のバスに乗るのか?などを入念に調べていました。



今は便利な時代ですね。ネットで何でも調べる事ができます。



八時からの説明会に間に合わせる為、午前一時半に起きて出かけていきました。



ツアーバスの終点はバンコクのモーチット東北バスターミナルですが、

娘の目的地はその途中にあります。



ツアーバスはどこでも止めてくれるわけではありませんが、


ある程度大きなバス停で利用者が多い場所では降車することが可能です。




娘が降りるのはバンコクドンムアン空港の手前のランジットで、

帰省していた学生などがよく降車するところです。





もう着いた頃かと6時半ごろ電話をすると



目的のランジットに着いたのはまだ夜明け前。周辺は真っ暗で


乗り継ぎのバス停がどこかも見えない状態だったようです。



そばいた人に聞いてようやくバス停に到着したところでした。








家の近くのホテルで開かれた大学説明会で

泊まった時の部屋

友達は家に帰ってしまいこの部屋でひとり

『こわーい』と思いながら過ごしたそうです



大学に着いたことは確認したので、今度は明日の帰りの心配です。



目的地に到着するまでを心配し、今度は帰ってくるのを心配し・・・

いつも娘達に笑われていますが


心配することも私の仕事だと思っているので、やめることができません。


『子供が親を心配するのは道の幅、親が子供を心配するのは道の距離』



何かに投稿されていた言葉です。投稿者のおばあさんから聞いたそうです。


十年以上前に読んでとても印象に残っている言葉です。

娘にいつも言う事は、


・一人でタクシーに乗ってはいけない。


・先輩達が送ってくれるといっても、女の人が何人か一緒でなければ

 いけない


・バイクの後ろに乗ってはいけない



などなど。

そのたびに長女は「大丈夫わかってる、時間が掛かってもバスに乗るよ」


といつもの様に言って出かけていきました。



今の日本は分かりませんが、私が若い頃の日本は安全だったと思います。


私がひとりで出かけても両親は何も言いませんでしたし、

危険なこともそうそうありませんでした。

(電車内の痴漢は大勢いましたが)



タイの保護者が過保護なのも、危険だからだとも思います。


他の親御さんは高校生になっても送迎したりするほどです。


長女は小さく生まれましたが、すぐに同年齢の子供よりも大きく育ちました


小学二年生の時には一人でバスに乗って登校したり、

ショッピングモールのプールへも一人で行っていました。



体だけでなく精神的にも大人の部分があって、大丈夫だと判断して行かせていたのですが、



県内とバンコクではまた違うので・・・


タクシーやミニバス(乗り合いのワゴン車)はやはり危険なのです。







大学からモーチットバスターミナルまでのバスに乗ることができるか?


説明会が終わるのが五時半と遅い時間なので、渋滞に巻き込まれることもあるかもしれません。



ツアーバスに乗ることができるのは・・・多分早くて七時、遅くて八時でしょうか。


帰宅は11時過ぎそうです。



娘の顔を見るまで心配をする私の横で、次女が又ため息をつくことでしょう。







0 件のコメント:

コメントを投稿