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2017年3月31日金曜日

親切なタイの郵便配達員









{目次}

1.タイの郵便事情
2.毎日のように郵便物が届く家
3.親切な郵便配達員





 1.タイの郵便事情                






最近はメールなどで用件が済むので手紙を書くことも少なくなり、郵便局の仕事も減っているようです。



それに伴い人員も削減され、仕事量も増えサービスは悪くなり、


更に利用者が減ってしまっているのが現状のようです。



中には他人の郵便物をあけて、中のものを(金品)取る人がいるのも事実です。


私も何度か日本から送られてきた手紙が、届かないことがありました。


厚めの封筒にはお金が入っていると思い、開けてしまいそのまま捨てられるわけです。


大事な手紙なのに・・・



本当は郵便物にお金を(紙幣)入れてはいけないのですが、海外に住むタイ人の中には

家族宛てに、ドル紙幣を数枚結入れて送る人もいるようです。

でも・・・


『届いたことがない』と苦情を言っているニュースを見たことがあります。



日本の様に『現金書留』が必ず届くことは、タイの人にとっては不思議なことのようです。


お金が入っていることが分かっているのに、開封せず届けるなんて!!!ということです。


そんな中、親切に対応してくださる郵便配達員もいます。


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 2.毎日のように郵便物が届く家         





前方に見えるのが前のお宅です



ネットショッピングはお好きですか?


我が家の子供達もたびたび利用しています。


長女は大きめサイズの可愛い服や本(参考書から漫画まで)を購入する事が多く


次女はにきび治療効果のある石鹸・クリームなどの化粧品関係が多いです。


前述の通り、タイでは郵便物がなくなることは少なくないので、必ず書き留めかEMSで送付してもらいます。



『普通郵便と書留』、『EMS』は配達人が異なります。


市内には大きな郵便局が二箇所あり、それぞれから配達されます。



『普通郵便と書留』を配達する人は、これまで何人も代わってきました。


激務なのでなかなか長続きしないようです。






『EMS』の方は私が今の所に越してきてから15年、女性の配達員が代わらず配達してくれています。



実は彼女は息子と同じ学年の娘さんがいます。


息子が小学二年生のとき、いつものように教室の前で息子が出てくるのを待っていたら


突然話しかけられました。


すぐには気づかなかったのですが、いつもEMSを配達してくれる女性だったのです。


隣のクラスにお嬢さんが通っていると言う事でした。


それから、十二年・・・その間第二子を出産されても代わらず、雨の日も風の日も


暑い日差しの中を毎日配達されています。



我が家の前のお宅は毎日のようにEMSなどが届きます。


タイの家は呼び鈴が余りありません。


多分子供達が悪戯するので、つけない家庭が多いのかと思います。



ではどうやって、呼ぶかというと・・・バイクのクラクションを鳴らすのです。



我が家は三階建てで、私はいつも三階にいます。



クラクションの音が、前のお宅か?我が家か?聞き分けられる事も多いのですが、


万が一間違えたら、郵便局まで取りに行くはめになるので、

窓から身を乗り出し確認したり、階下までダッシュしたりしています。




我が家に届くのは、日本からの荷物と子供達が頼んだ商品や、子供の友達の荷物だったりします。



一人暮らしなので、平日の配達では受け取ることができない友達や、

住所が分かりづらいのか?今までまともに届かなかった友達から頼まれる事が多いのです。



私は買い物以外は外出せず、ほとんど家にいるのを子供達は知っているので、


『又頼まれたからよろしくね』と言われ『はい』と受け取っているわけです。




 3.親切な郵便配達の方々           


日本からの荷物に関しては、普通便で送られてきますが、何しろ十五キロぐらいの


大物なので郵便局に取りに行く必要があります。




その際にはピンク色のハガキが投函されますが、最初の配達員はそのハガキが

出される前に、荷物をみつけた時点で口頭で教えてくれました。




当時は自転車もなく子供も小さかったので、夫が取りにいってくれていました。



その後配達員が代わり、自転車を買ったので、市内中心にある郵便局まで

片道20分かけて取りに行き荷台に乗せ、帰りは少しゆっくり自転車を走らせました。



タイの交通事情は日本とは違い、車道を通らなくてはいけません。



バイクも多く危険なのですが、子供達が楽しみにしているのと、


父も自転車で郵便局に行っているのだから大丈夫と、


路上駐車している車が多く、走りづらい道を毎回必死に自転車をこぎました。



(高校時代は自転車通学し、新聞配達のアルバイトもしたことがあるので、

自転車に乗るのは苦にならない私でも『危ない』と思える道なのです。)



100CM X 60CM 位のダンボール、しかも結構重い(重いときは18キロくらい)


箱を荷台に縛り付けるのは至難の業で、途中で落としそうになる事もしばしばでした。




次の配達員は重い荷物をバイクに積んで届けて下さいました。


が・・・この方はすぐ辞めてしまいました。



その後何度か人が代わり・・・時には車で届けられる事も・・・


先日はバイクで届けてくれました。


実際には重かったので、近所の蕎麦屋に預けてほかを回っている最中に、


夫が蕎麦屋で見つけて?毎日のように食べに行っているので、声をかけられたのか?

定かではありませんが・・・持って来ました。



配達の方が、後から伝票とサインを受け取るために尋ねてきました。



最近自転車で受け取りに行くことも少なくなり助かっています。


我が家の自転車も古くなり、馬力がなくなったので・・・




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日本に住んでいた時、姉の子供達にクリスマスプレゼントを送ったら届かないことがありました。


問い合わせると、後日丁寧な謝罪の手紙が届きました。


タイでは泣き寝入りです。



また、以前夫の従姉妹が日本に留学していた際に、購買で売れ残ったパンを


「他の人に売ったりしないで自分で食べるのだったらいいよ」と、貰って食べたそうです。



「日本では売れ残りは捨てちゃうんだってね!」と叔母が驚いていました。



タイでは捨てる事はなく、価格を下げて売り切るか、福祉施設に寄付したりしています。



あるいは野良犬や野良猫にあげたり・・・・


国が違えば良いところも、悪いところもありますが、周囲の厳しい目がない分住みやすい国でもあります。


タイ人が良く使う言葉『マイ・ペン・ライ』


(大丈夫・気にしないでのような意味です)

『サバーイ』

(心地良い。私には『極楽、極楽』に聞こえるけど・・・)

がんじがらめにしないし(人に対して寛容)されない国民性があるように思います。


でも・・・手紙はちゃんと届けて欲しい・・・です。


















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