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2017年3月29日水曜日

受験の受付でばれてしまう家族の力関係


タイの国立中学・高校の受験はこれからです。



長女が通う学校の『中学・高校の受験受付』も27日から始まりました。


30名ほどの募集に対して100名以上が応募します。


今回長女は先生の手伝いで、その受付業務をしています。


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目次

1.願書の受付方法

2.問題になることは?

3.受付でばれてしまう『家族の力関係』

4.国立学校合否の仕組み
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 1.願書の受付方法               



長女の役割は、提出された書類をその場でパソコンに打ち込む作業です。


とにかく提出する書類が多いので、確認作業に時間がかかります。




住所登録証は各家庭で保管されています

持ち家がない人は親戚などの住所登録証に入る仕組みです

その場合は使用する際に借りる必要があるので

早めに連絡する必要があったり、

遠方に住んでいる場合は送ってもらう必要も出てきます




{願書提出のながれ}



1.希望者はまず最初の受付で、書類に不備がないかを確認してもらいます。



必要書類は・・・

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1.両親・本人のIDカードオリジナルとそのコピー


2.住所登録証(戸籍謄本)オリジナルとそのコピー


3.中学卒業証明書とそのコピー


4.出生証明書のオリジナルとコピー


5.願書


6.その他  両親が離婚している場合はその証明書  両親又は本人が改名している場合はその証明書類のオリジナルとコピー  など・・・


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2.申し込み者の列に並び順番を待つ


3.書類に不備がなければ、必要事項を打ち込んでもらい、間違いがないかを確認し

  受験票を受け取る



という流れになっていますが、スムーズに行くケースは少ないようです。



 2.問題になることは?             



問題になることは・・・


{受験者がひとりで来た場合}


・証明書類に不備がある(改名・離婚証明などがない)


・証明書類のコピーのみでオリジナルを持ってこない


・願書に記載する家族状況に不備がある(両親の収入など)



・住所登録証(本籍地のようなもの)に記載されている住所の郵便番号がわからない



{保護者と一緒の場合}


・証明書のオリジナルを持ってこない


・住所登録証の郵便番号がわからない



などです。



我が家も息子・娘達の受験や入学手続きの際に、

その場で家族の言い合いが始まるのを目撃した事もあります。




県外で働いている親御さんも多く、又離婚している場合などに父母の住所登録証を


忘れたりするケースが有ります。


近所に住んでいるのならいいのですが、他県から来ている場合もあるのです。



そんな時に『なぜ持ってこなかった?』と始まるわけです。



我が家も長女の中学受験の際に、住所登録証で問題がありました。


その半年前に、住所登録場所を変えたことが原因でした。


変更後一年経っていない場合は、古い住所登録証が必要だということで


夫が慌てて取りに戻って来ました。


幸い我が家はバイクで15分ぐらいのところに住んでいるのと、


古い登録証も手許にあったので、問題はありませんでしたが・・・



中学受験は人数が多いので、購入した願書に指定の申し込み日と時間が記載されています。


娘の申込日は最終日の午後だったので、間に合うかとひやひやしましたが、



問題はそれだけだったので、先生も待ってくださいました。


でももし遠くに住んでいたら・・・間に合いませんでした。



書類の不備で、子供が行きたい学校を受験できない何てことがないよう、


本来なら不備がないよう充分確認しておくべきなのですが・・・


そうでない親御さんもいるわけで、前述のように言い争いが始まるのです。





 3.受付でばれてしまう『家族の力関係』     



娘が言うには、受付をしているとその『家族模様がよくわかる』そうです。


基本的に受付に並ぶのは受験者本人のみです。



1.申し込みの順番が来ても、子供に任せて後ろの方に座っている保護者



2.その中でも『何か手こずっている。問題があるのか?』と、途中から受付まで来る保護者



3.最後まで子供に任せる(子供がしっかりしているので助ける必要がない)



4.順番が来ると、さっとそばに来て助け舟を出す保護者



とだいたい四つのパターンがあります。


たいてい4番が多く、両親が来ている場合にはその場で書類の不備がわかり、


両親が言い合いになるケースも・・・たいてい女性が強いようです。


子供が答えられないときや書類の不備があったときに、父母のどちらが対応するか?


最終的な決定権はどちらか?その話し方などから、その力関係がが分かると言います。



こわーいですね。


高校生のくせにそんなところばかり叔母さんみたいになって、困ったものです。






娘が言うには、1番のケースは非常に稀だということです。


質問に対する的を外れた答えに、先生と目を合わせてため息をつくことも多いそうで・・・


タイの子供達、もっと自立しよう!と言わんばかりの勢いです。






 4.国立学校合否の仕組み          




高校受験者は募集枠が本当に小さく競争率は4倍ほどあります。


 (中学から持ち上がる生徒がほとんどなので)

娘の学校はこの県の女子高で最も古いので、入学希望者が多いのです。



中学の方も同様で、


娘が中学受験時には600人の募集に対し千人を超す応募がありました。


当時は試験合格者が300人で、残りはくじ引きでした。


上位600人が合格できるわけではなく、300番以降の500-600人に


チャンスが与えられくじ引きをするのです。


試験で本領発揮できない子供にもチャンスを与えるのが目的だそうですが、


ちょっと納得できないやり方です。


301番だった子供がくじではずれを引いたら・・・不合格という事です。



確実に合格したかったら300番以内に入る必要があるわけですから、倍率は高めでした。



長女の翌年からこのやり方は廃止になり、試験の結果で合否が決まることに

なりましたが、他校では今もくじ引きが行われています。





また親が警察官・自衛官・教師などの公務員の場合は優遇処置もあります。


試験の結果が余りにも悪い場合は駄目ですが、それなりに良ければ考慮され

『別枠』で入学できるそうです。


その人数は多くはありませんが、少なくもないのが事実です。



全ての受験者が実力以上のものを発揮して、皆に明るい未来が来ることを願います。


受験する学生達『頑張れ!』




受験の受付や入学手続きで『家族の力関係が分かる』というのは頷ける話です。


ところで・・・


娘から見て、夫と私の力関係はどのように見えているのでしょう???



我が家の場合は。。。書類をそろえるのは私で受付に行くのは夫。


入学手続きの際も、書類や授業料・制服などの購入費を準備しておくのは私で


受付に行くのは夫と完全に分担していますが・・・



どこどこの学校を受験したいけどいいか?


どこに遊びに行ってもいいか?


と、子供達が尋ねるのは・・・・私です。。。。。






 

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