卒業の季節を迎えました
卒業という言葉を思い浮かべると、頭の中に『春なのに・・・』の歌が、
なぜか駆け巡ります。
もう三十年以上前になりますが、今日3月11日は高校の卒業式でした。
桜が綺麗な季節であり、少しずつ暖かくなる季節であり、
別れと新しい出会いの季節である『春』ですが、実を言うと余り好きではない季節です。
はっきりとした理由は分かりませんが、三月、四月の思い出をたどると・・・・
『楽しい』というよりも『苦しいとか切ない』という思いが蘇ってくるのです。
新しい環境に飛び込んでのストレスが大きかったのかもしれません。
そのストレスとひとつひとつ戦いながら、何とか乗り越えてきたわけですが・・・
タイで暮らしてもこの時期は一番苦手な季節です。
精神的にというよりも、タイの三月・四月は盛夏を迎え 毎日40度以上に、
時には50度にもなる暑い季節なので、身体的なストレスが大きいのです。
そのストレスを子供達が進級する喜びによって、緩和されているところもありますが・・・
子供たちにとっては三月から五月中旬までの長い休みは、一年で一番のんびりできる
ストレスオフの季節でもあります。
タイの卒業式
タイも三月が卒業シーズンです(小学校ー高校)
各学校によって違うと思いますが、子供達が通った小学校では会場が狭く、
父兄は全員入ることが'できないため、メインの『卒業証書授与』では
入り口に群がって息子・娘の晴れ姿を撮ろうと待ち構えているのです。
以前は学校側が、授与する瞬間をひとりひとり撮影し、盾にしてくれました。
(もちろん購入するわけですが)
息子の次の年からそれがなくなり、
前に堂々と出て行って撮影させてくれるようになりましたが、舞台の下からなので
カメラマンが撮影するようにうまくは撮れませんでした。
中学・高校は父兄は行かないので、息子の卒業写真は小学校のもので、
娘ふたりは・・・幼稚園の卒園式の写真しかありません。
園長先生から授与 |
校庭に数箇所写真撮影する場所が 設けられています |
大学を卒業した人は皆、卒業証書を『王家』(国王・皇太子・皇女)から授与します。
王家の方々にとっては、数千人?の卒業生に絶え間なく卒業証書を授与するという
激務だと思いますが、受け取る側は一生に一度の素晴らしいひと時となります。
ひとり数秒の授与の瞬間を収められた写真は、家宝として家の目立つところに飾られるようになります。
果たして我が家にその写真はいつ飾られるでしょうか???
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楽しくのんびりできる休みはすでに過去のものとなり
今年高校三年に進級する長女は大学受験のために、苦手科目をこの休み中に
克服しなくてはならず、
そして7月に控えた『日本語能力試験』のために猛勉強する必要もあり、
のんびりすることはできません。
学校が始まれば又宿題に追われ、自由勉強の時間はないに等しくなりますから、
この夏休みにどれだけ勉強するか?が大きなポイントになります。
長女は4級(N4)次女は5級(N5)を受験する予定なので、教える私も授業の準備をしなくてはいけません。
まだやっていないので急がないと・・・・
教え方が悪くて不合格だったら大変です。
生まれたときから日本語で話しかけてきたので、ヒアリング(聴き取り)試験は
問題ないのですが、読解が結構難しいようです。
(長女は5級試験で聴き取りは満点でした。そのお蔭で合計点が上がり合格できました)
過去の問題を見ると、日本人の私でもよく読まないと分からないような、ややこしい文章問題でした。
あのような問題を瞬時に理解して答えるのは、外国人にとっては至難の業でしょう。
漢字などは音読み・訓読みのちがいなども教えなくてはならないので結構大変です。
娘は『漢字が覚えられなーい!』とまたイライラすることでしょう。
暑い中、楽しく勉強して万全の状態で試験に臨めるように頑張りたいと思います。
結果はまたこのブログでお伝えしたいと思います。
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